和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【TRPG】制作ノート

プレイヤーキャラクターはこのゲームの中では、その他の登場人物よりも活躍できることが望ましいと考える。
その活躍のキーとなるのが”エーテル”というリソース概念である。



ゲームの肝である”エーテル”を、ゲーム的におおまかに定義付けしていく。


エーテル”とは、人間の体内・大気中・水中・地中・宇宙空間など、
このゲーム世界でありとあらゆる場所に存在する”新しいエネルギー”である。


なお、エーテルはプレイヤーが知る現代科学とは別次元の要素であり、
エーテルがあることで、空気成分の構成要素や、水中や地中の含有物が変化するわけではなく、
それだけでは人間や外界に直接影響を与えない。
つまり「その場にあるだけ」であり、エネルギーが指向性を持ってない状態である。
また、エーテル自体は、存在する場所によって疎密が存在することに留意しなくてならない。


エーテル”がエネルギーとして発現する・指向性を持つには、”媒介”が必要である。


ここでの発現とは、運動エネルギー、熱エネルギー、光エネルギー、その他のエネルギーとなることであり、
物を動かす、発熱・発電・発音といった外界に影響を与えることもありえるし、
また、思考の高速化、肉体の活性化など、自分の身体に影響を与えるケースが確認されている。
ただし、他人の身体や機械類などに直接影響を与えると言ったケースは現在確認されていない。
(発現した運動エネルギーによって物を破壊する、という意味では影響を与えることは出来る)


現在、”媒介”足りうるのは”ごく一部の人間”である。
彼らはエネルギーを取り扱う者(デュエリスト/duelist)や現代の錬金術師(アルケミスト/alchemist)と呼ばれる。
このゲームを遊ぶプレイヤーは、このデュエリストアルケミストと呼ばれるキャラクターを作成して遊ぶ。
なお、デュエリストアルケミストの呼称の別は、
デュエリスト=自分の身体に影響を与えることを得意とする、
アルケミスト=自分の外部に影響を与えることを得意とする、
という傾向程度であり、厳密に区分されているわけではない。
デュエリストアルケミストの社会的地位・認知度等については、後述する。


また、エーテルは現在のところ、”ほぼクリーンなエネルギー”である。
なぜならば、現代科学とは別の次元のエネルギーであり、純粋なエネルギーとしてのみ発現するため、
エネルギーのロスが現代科学では観測されないのである。
ただし、このエネルギーを取り扱うデュエリストアルケミストには一定の危険性がつきまとう。
そのために”ほぼクリーン”なエネルギーと呼ばれるのである。
この危険性については、後述する。





基礎となる【判定】の考察


とりあえず現時点では6面体ダイスを使うことを前提として考察する。
判定は以下の処理で行うことを原則とする。


対応能力値+対応スキル+ダイス(個数が変動する)=達成値


能力は自身が生来持つポテンシャルである。
能力値はキャラクター作成時に1−4の整数値が割り振られる。
高ければ高いほどその能力に優れることを表す。
スキルは自身が訓練などによって得たポテンシャルである。
スキルはキャラクター作成時に0−4の整数値が割り振られる。
高ければ高いほどそのスキルに優れていることを表す。
双方ともに「1〜2」が平均的なポテンシャルであり、
「3〜4」は優れた能力・スキルの持ち主であることを示す。
また「0」はそのスキルに習熟していない状態を表す。
スキル「0」の状態では扱えないスキルも存在するので留意が必要である。


判定におけるダイスの個数は状況に増減する。
ただし、あらゆる判定を行う場合、必ずダイスは1つ振ってもよいものとする。
この1つ目のダイスは「エーテルと関係のないダイス」である。
エーテルを扱える者、扱えない者に関係なく、判定を行う必要があれば


また、プレイヤーは一定の制限の下、ダイスを追加することが可能である。
制限のルールについての詳細は今後検討するが、今日は概念のみ記載する。
この2つ目以降のダイスは「エーテルを力を利用したダイス」である。


つまりエーテルを扱えるキャラクターは、一般人よりも高い達成値を導き出すことが出来る。
冒頭で書いた、「キャラクターの活躍」はこの判定式によって具体化される。
そして、キャラクターが扱うエーテルの危険性は、次の「大成功・大失敗」によって補完される。


大失敗・大成功について。
判定を行い、達成値を導くタイミングで次の状態になった場合、大成功・大失敗とする。
そお効果については今後検討することにし、今日のところは概念のみ記述する。


判定に用いたダイスのうち「出目1のものが2つ以上」=大失敗
判定に用いたダイスのうち「出目6のものが2つ以上」=大成功


この概念によって、
「ダイス1つでの判定=エーテルを利用しない判定」は、
大失敗・大成功を導くことが無く、コンスタントに結果を得ることが出来る。
逆に、「ダイス2つ以上での判定=エーテルを利用した判定」は、
大成功・大失敗を導く可能性があり、エーテルを利用が多ければ多いほど、大成功・大失敗の確率が上昇する。






今日はここまで。