和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

冬の生駒山中

いろいろ作業をしたいのですが、風邪が治ったような治っていないような感じですが、
警備のバイトで生駒まで出かけます。
本日の業務は「工事関係者の出入り管理@某銀行」です。
勤務時間は08:00〜23:00、ちなみに終電は23:43に乗らなくてはなりません。
なんでも電源関係の改修工事を行うみたいで、銀行なので部外者が入らないように、
入り口の通用口に陣取って、出入りがあるたびに身分証を見たり、名前を書いてもらったり、
機材を搬入するときは、シャッターを開けたりします。


ちなみに、明日13日も同じシフト、同じ場所です。


08:00、朝礼。
08:30、作業開始、機材搬入。シャッター開けっ放し。
09:30、クレームが入る。


テナントのたくさん入ったビルなんですが、裏がちょうど飲食店、2つ上の階がクリニック。
コンクリの基礎に、穴を開けてケーブル類を通すのですが・・・・・・
「音がうるさくてかなわん、工事を止めろ」
私にではなく、銀行の立会責任者に電話があったそうで。
テナント、工事業者、ビル管理人、銀行責任者協議の結果。
クリニックのしまる15時に作業再開、
飲食店の書き入れ時の17〜20時は作業を一旦停止、20時から作業再開。


「てなわけで休憩休憩〜」


工事のおっちゃんたちは休憩で、どこかに出かけたり、工具を取りに帰ったりします。
私は、入り口からは離れられないので、イスに座って本を読むことにします。
完全に鍵をかけるので、メシ食いに出たり、煙草を吸いに人が出入りするたびに開け閉めします。
微妙にちょこまかと出入りがあるので、私は食事にもいけません。
お金を預けて工事のおっちゃんについでに買ってきてもらって、昼食。


15時作業再開、17時作業終了。
「こりゃあ、今夜は残業せんと取り返せんな」
そりゃあそうだ、8時間のロスタイムなんだから。
責任者「警備員さん、延長って出来るのかな? 会社に聞いてくれない?」
私「延長というか、交代要員がくることになると思います。電話してみます」
会社「延長? それは問題ない。誰か送るから、誰か決まったら連絡する」


20時、作業再開。
警備会社からは何の連絡も来ません。
工事自体はだいたい夜中の3時ぐらいに作業が終わるんだそうで。
そこに電話。
会社「ごめんなー、交代要員おらんわ。朝までいける?」
私「朝までって、私、明日も8〜23時でここなんですけど? 39時間耐久っすか?」
会社「今夜だけ頑張ってくれへんかなー。明日の朝、交代よこすし」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分かりましたー。頑張ってみますー」
会社「誰行くか決まったら電話するな」
私「了解ッス。
   あとですね、3時ぐらいに終わるみたいなんですよ。終わったら機械警備に変えるって言われました」
会社「てことは建物の中にはおられへん? 善処して(ブチ)」


・・・・・・電話が切られました・・・・・・・・・
ファミレスとか探せってことでしょうか・・・・・・?


会社から、再度の連絡がないまま、日付が変わってしまいました。
工事は相変わらず進行しています。


2時半。予定より早めに作業が終了。
工事のおっちゃんたちに、車でファミレスまで送ってもらおうと思ったのですが。
「セ○ムの人がセキュリティかけに来るまで待機ですか?」
・・・・・・確かに私は鍵をもっていないので施錠も出来ませんし、機械警備の設定も出来ません。
「おつかれさまでしたー」
工事のおっちゃんたちは去っていく・・・・・・引き止めるわけにもいかず。
おっちゃんたちも、3時終了、明日の朝8時から集合、作業再開なわけで。
セ○ムの警備員さんは車で来るみたいなので、どこかまで乗せてもらうか、ファミレスを紹介してもらおうと思います。


待つこと20分、騎兵隊の登場です。
私「ご苦労様です」(敬礼)
セ「ご苦労様です(敬礼)。あとは自分がしておきますので、もういいですよ」
いや、いいですよ、と言われても地理に疎いので良く分かりません。
終電切れてはや3時間。タクシーを使うわけにもいかないし・・・・・・
玄関で警備員さんが出て来るのを待ちます。
私「この辺りで24時間営業のファミレストかないですかね?」
セ「心当たりないですねぇ、ではお疲れさまです(バタン)」
・・・・・・有無を言わさず去っていく車。
残される私。


寝たら死ぬな・・・・・・


午前3時、生駒中腹の気温はほぼ0度前後。
暖をとるべき場所はありません。
一応、駅の周辺で、ファミレスは見当たりませんが、
カラオケとか飲み屋でもいいので、開いてる店を探します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねぇよ、んなもの。


1時間ぐらい、駅の周辺を散策・・・・・・というか不審者然な深夜徘徊しましたが、
自動販売機ぐらいしか動いていません。


現在4時。始発電車は5時37分なので、あと100分。
始発が動けば、電車に乗って2時間、暖をとれます。
始発で帰りたいですが、交代要員が8時に来るかわからない(確実に来ないと思う)ので、現場に戻るのです。
極寒とは言いませんが、2月の夜中です。
自動販売機でお茶を買って、風の当たらない場所に退避。
例えばビルテナントの入り口とか・・・・・・先約の方に追い出されました。
仕方がないので、駅の改札の前で、次第に暖かさを失っていく缶を両手で抱きしめながら、
駅の動き出す時間まで待つことにします。


5時。
駅員さんが到着して、生駒駅が稼動し始めます。
改札の前で、うずくまって待っている私を不審な目で駅員さんが見てきていますが、
警察に通報されなかっただけよしとしましょう。
駅の待合室(暖房設備なし)に転がり込み、暖房の効いていない電車に乗りながら、8時を待ちます。


結局、交代要員が来たのは翌日14時。
朝8時から14時まで6時間勤務しました。


帰って爆睡。布団ってなんてすばらしいのだろう・・・・・・