今日を逃せば2週間ぐらい行けない映画館。
あと、服の買出しは明日以降のために必須。
映画『亡国のイージス』
ネタバレ含むので注意されたし!
日本でもこんな映画が作れるんだなぁ……
一昔前じゃ、自衛隊とかこんなん協力してくんないだろうなぁ……
どうしても『終戦のローレライ』と比較したくなってしまう。
・分かりやすさ……イージス
ストーリーの作りはイージスのほうが明快。
そもそも、もとの小説の分量もローレライの半分。
また主軸となる人物が、
ローレライは「ヒーロー&ヒロイン」「艦長&幹部」の2軸であったのに対し、
イージスは「仙石先任」中心で進んでいくので終始力強く進んでいく。
(1)真田広之演じる仙石先任の視点で明快に進む。
観ていて安心感があるし、振り回されない。
(2)結果、佐藤浩市や岸部一徳、原田芳雄らが演じる、
背広組の演技が脇に徹していて渋さが増した。
(3)造反したイージス艦幹部も印象は薄いが(薄いことが重要、脇だから)
1人1人、意志があったことは余韻に残る。
(4)一方で、寺尾聡演じる副艦長の葛藤を描く時間が短いので、
ラストが軽く感じれてしまう。
(5)一方で、中井貴一演じる工作員の背景が説明されないので、
工作員集団と造反幹部の差が見出せない。
なので、チェ・ミンソ演じる女工作員も差別化できていない。
・派手さ……ローレライ
映像的には、潜水艦の切迫感、数を準備できるアメリカ海軍の登場、
戦争中だからどかどか戦闘シーンを挿入できるローレライに軍配。
アクションシーンは……まあ艦内狭いから無理だわなぁ……
・自分的好み……ローレライ
小説を読んでいたからかもしれないけれど。
ローレライの方が、登場人物の成長性が描かれていて、
私の中には響くものがあった。
(和泉は成長や反省がないのが苦手……
どらえもんは毎週見るとのび太が反省しておらず
(シリーズ化されているのだから当たり前だが)
どうにも観ていてイライラしてしまう)
柳葉さん、死んじゃうシーンなんて面接で力説しちゃうぐらいに!!
多分、イージスだと力説できるシーンはないんじゃないだろうか……
・音楽/映像……引き分け
音楽はローレライのサントラのほうが好きな曲は多い。
なんというか、対艦戦闘シーンの多さなんだろう。
映像はイージスのほうがみやすかった。
CGではなくセットを使った船舶なのと、
画像の運びや、場面転換のつなぎ方が落ち着いた感じ。
・リアリティ……イージス
やろうと思うえば可能なんじゃないだろうか?
と、ちょっと危険思想?
あと、うなずけるセリフが多いのもイージスの方。
「戦争のスキマにあるのが平和」
「戦争はいつだって対岸の火事」
「これは戦争だということを理解したらどうだ」
……微妙に、劇場版パトレイバー2のセリフを彷彿とさせるような……
・個人的総合評価
一般受けするのはおそらくイージスの方。
キャストは……ローレライのほうが豪勢だったかも。
イージスで、副艦長の心理や動機をもっと描くと、
かなり深くなるんじゃないかな……
あと、仙石先任の娘さんが東京在住だということにして、
そこをクローズすると、仙石主任の行動もより見ていて心強くなる気が。
コミックバトンが、S.S.SQUARE/しおんさんから回ってきたので回答。
1.本棚に入ってる漫画単行本の冊数
先発オーダー(手の届く本棚 )200冊
控えオーダー(ベッド下衣装箱)100冊
ファーム(ダンボール)200冊
戦力外通告(売却予定)50冊
この春に700冊ぐらい売ってしまったからなぁ。
2.今面白い漫画
連載は読まないので、「今」おもしろい、といわれるとしんどい。
しいて挙げるなら立ち読みしているのは『銀魂』ぐらい。
3.最後に買った漫画
新・吼えろペン2巻/島本和彦
燃えるバカ漫画(褒め言葉)。
説得力の無い説得に思わずうなずく、思わず声に出して読みたくなる漫画。
4.よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
(1)鋼の錬金術師/荒川弘
アクションあり、声明倫理あり、陰謀あり。大満足の一品。
とてもデビュー作とは思えない……
(2)BLACK LAGOON/広江礼威
アクションあり、飛び散る薬莢あり、銃撃戦あり。
かっちょええセリフにしびれまくり(カバーの英語漫画もイイ)
(3)ジオブリーダーズ・ワイルダネス/伊藤明弘
これなくして、和泉涼は語れない!
ワイルダネス、休載、多いけどね……
(4)ARIA・AQUA/天野こずえ
私の中の癒しコミック。
いつまでも感受性や、感性は豊かでありたいなぁと思う。
思考がすさんでくると読み返す本。
(5)パトレイバー/ゆうきまさみ
初めて本棚に全巻並んだ本。中学校2年ぐらいだったはず。
生まれて2冊目に買った漫画。1冊目は平成犬物語・バウ(苦笑)
私が尊敬する葛城しん先輩(本職が漫画家さん)のデビュー作のインタビューで、
「おすすめ漫画……パトレイバー(他誌なのに)」とあって買い揃えたもの。
ゆうきまさみは「究極超人あ〜る」を高校入学当初に読み、
そこから和泉涼「転落とはいわずともネタ人生」が始まる。
5.バトンを渡す5名
興味のある方は任意でどうぞ。
明日から、ビジネスコンテストに出かけます、1週間。
よって、週報が変則的に掲示されています。