夕ご飯というか、プチ宴会。
まあ給料日ぐらい、セーフセーフ。
そんな今日の夕食は餃子。
まあ明日は誰にも会わないだろうし。
まあ餃子とキムチ食べながらちびちびやっていたわけですが、
横の席から注文が。
「ちゃーしゅー一皿」
「ありがとうございまーす!」
元気に答えて、肉を焼き始めるお姉さん。
どうやら焦げ目をつけるのには、
カセットボンベのついたバーナーでやるらしい。
たぶんそのほうが、表面パリッと中ジューシーとかになるのだろう。
手際よく焼きつつ、手が止まるお姉さん。
(はっ、そう言えば、これは使ったことがない……)
という声が聞こえてきそうな狼狽っぷり。
フライパンの上で、いい焼き加減になっていくチャーシュー。
助けを求めるかのごとく、店長の方を見るお姉さん。
早くしないと焦げてしまうこと必定!
無言ながらも、指でバーナーを力強く指差す。
固唾を飲んで見守る私ほか、カウンター席の客。
その時、店長の取った行動は……!?
親指上向けて満面の笑みでサムズアップ!!
なにぃっ!?
お前に任せた、骨は拾ってやる!
と、これまた聞こえてきそうな……
結局、どんなチャーシューが出たんだろう。
カウンターごしに見た限りでは大丈夫そうだったけど。