和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【TRPG】同じシナリオを(前編)

そういえばレポートを頼まれていたなぁ、シルバーレイン。


というわけで、シルバーレインを「同じシナリオ」「異なる人数」で遊んできました。
2回とも私がGMです。


シルバーレインとは、
特殊な能力を持った”学生”たちが
”ゴースト”と呼ばれる怪物や”来訪者”と呼ばれる異界の存在と戦うTRPGです。
行動判定・戦闘において”アクト(ロールプレイ)”をしながらカードを利用し、
ダイスを使わないのが最大の特徴です。



以下はルールを把握しているかた向けに。


(前編)カード回り
(後編)カラーリング


カードの枚数はPL用には40枚、
PL3人と5人では、どれぐらい運用に差が出るのか?という点について。


3人だと手札は1人7枚、
4人だと手札は1人5枚、
5人だと手札は1人4枚と規定されています。
人数によらず、手札にあって場にすぐに出せるカードは40枚中半分ということですね。


戦闘においては、自分の判定に2枚、アシストに1枚出せること、
ただし、アシストは最大2人までであること、
手番終了時に手札が補充されることを考慮すると、
3人プレイだと1ラウンドに消費されるカードは最大12枚/21枚、
4人プレイだと16枚/20枚、
5人プレイだと20枚/20枚、と単純計算されます。
結果、3人の場合、9枚(1人3枚)が手札にデッドストックされ、
5人の場合は逆にストックがない状況でゲームが進行することが見込まれます。
特にボス戦では達成値の高さが要求されるため、
最大数の消費がかなりの確率で求められます。


実際に、戦闘においては、
5人プレイでは手札が枯渇し、
運命の糸を消費して運命反動を前提とした手札補充が頻繁に起きました。
そうしないと十二分に判定、アシストが行えないためです。
アシストが行えない=運命の糸が補充しにくい、というわけです。
3人の場合では、手札が十二分にあることから(使える使えないは別として)、
運命の糸の消費こそありましたが、手札の数にものを言わせて
「小さい目のカードでアシストしまくる」方法で、運命の糸の獲得が出来、
運命反動を引き起こすほどの(獲得を上回る)消費はありませんでした。
なお、どちらの人数でもPL側の山札の回転数は同じぐらいでした。
運命反動がない分、GM側のリードカードの回転数はダンチでしたが。


戦闘に関してだけ言うと、適当な人数は4人でしょうね。
4人でこそ遊んでいませんが、
山札の回転数、手札の回転効率(と付随する運命反動の回数)、
戦闘のポジショニング、ボスのタフネスさからそう思います。
まあ、最後の1つはGM側で調整できるものですが。


なお、情報収集に関しては差は余り感じません。
カード周りに関しては、
「手札があれば判定が出来る」「同じ人が判定を複数回行える」
(判定をしない人がいてもよい)ことから、
場に出せる総数がほぼ同じですので、
誰がメインで誰がアシストするか、という違いだけですね。
カードが共有のリソースとみなせます。
5人だと、アシストだけしてシーンが終わる人が発生しやすいかな?と、
そういった差は発生してしまいますが。


とりあえず、2回遊んだカード周りの雑感はここまで。
あとはカラーの分担と、まとめを次の日記に。