和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【和泉家】Hurry,Hurry,Hurry!!

結婚式当日、すでにタイムスケジュールは崩れています。


10:20 衣装室に移動開始 < いまここ。
10:45 花嫁を迎えに行く
11:00 式、リハーサル
11:30 親族紹介、記念写真
12:00 披露宴


だだっぴろいホテルの敷地を移動しつつ、
衣装室にようやくたどり着く……


私「すいません、遅くなりました!」
受付「和泉様ですね? 少々お待ち下さい」
私(え、まだ待つの? むしろ、私がお待たせしてますよ?)


待つこと5分。


「こちらへどうぞー」


部屋代をケチったので、大部屋で着替えです。
ただ、普段の服とは違うので、アテンダントさんはつきます。


「あー、時間がないですね。とりあえず、ボタン上からお願いします」


アテンダントさんに促され、ボタンをかける私。
アテンダントさんは下から。時間短縮のため。
27歳にもなって、シャツのボタンを他人にしてもらうとは思いませんでした。
なんとか、10:45、着替え終わって(髪の毛のセットとかもありません)、花嫁側の衣装室へ。


「きれいだよ」


とか、そういうことを花嫁に言ってる暇もないです。
情緒のかけらもないですが、リハーサルに行かないといけないんですよ。
着慣れない衣装なもので、移動に時間がかかりそうな感じ。
こんなに慌しいものでしたっけ、結婚式って。


式と同じ段取りでリハーサル開始。(歌と言葉などは省略)
全部、カタコトの日本語をしゃべる神父さん(牧師さん?)の指導の下、
「ハイ、足は右脚カラ〜、ここマデゆっくり〜、歩イテ下さイ」
「指輪、指がムクレテはいらなくテモ、焦らないでいいんデスヨー、ズット待ってますカラネ」
「誓いのキス、スル場所、相談しておいてくださいネ?」


あ、あれって、場所は自由なんですね。
右ほほ、左ほほ、唇……、手の甲にするとか、ファンタジーっぽくていいですよね。
えぇっと、白手袋を相手にぶつけるんでしたっけ?
スカーフを鎧につけてもらうんでしたっけ?
つぶった目にしてた小説もあったなぁ、あれ、どんな意味があったのかな?


しかし、実際に練習は必要。主に花嫁が。
裾をふんでこけそうになること、5歩に1回ぐらい。
これ、練習してないと本番でこけるよね!?


てなわけで、みっちり40分ほど練習。
来場者がそろそろ到着しますよ、というタイミングで、
式場のそばの控え室に移動。
こっそり隠れて来場者の入場を待ちます。