和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

研修時間0時間でいいのか?

バイトで丹波篠山に派遣されてきました。
もともと、派遣で登録していた会社なのですが、今回は駐車場の警備員としての派遣です。
電話をもらったのは、16日午前2時。


「もしもし? 明日・・・・・・というか今日大丈夫かな?」
「は、大丈夫です」


12時に会社集合ということで、11時30分ぐらいに会社へ。


「制服なんだけどねー、急な話で1セット揃ってないから、そこいらから集めてくるわ。ついておいで」


会社の中を担当の方の後ろについて歩く。


「えーっと、上着・・・・・・はLサイズしかないや」
「大丈夫です」
「ズボン・・・・・・LLしかない」
「ベルトでごまかし、そではブーツに押し込めば分かりません」
「ホイッスルと帽子は・・・・・・そこの机の上のを」
「(誰が使っていたんだろう?)」
「ブーツは27か25しかないみたい」
「26ですので、27のを下さい」


・・・・・・さすがに至急の仕事だったようだ。なんの準備もされていない。


「派遣で10人と私が、今日は行くんだけどね」
「はい」
「車2台で5人ずつしか乗れないのよ。篠山口の場所は分かる?」
「梅田から宝塚線で1本で大丈夫ですね?」
「君は迷子にならなさそうだから、1人で電車で行ってくれんか?」


・・・・・・交通費は出るんですよね?


電車に乗って、丹波篠山へ。
15時に朝礼があって、16時から配属らしい。
こじんまりした花火や屋台など、地方の情緒豊かなイベントである。
その中で駐車場警備をするらしい。
とりあえず、着替えを済ませて朝礼に行く。
朝礼で、「右向け右!」「敬礼!」「気をつけ!」「点呼!」「復唱!」など
研修で習うような内容の確認事項を行う・・・・・・研修にでていないので動作1つずつがおっかなびっくりである。
前で、年配の方が怒鳴られているのを見てさらに萎縮してしまう。
その後、簡単な班分け(4組方角別)をされて、配置される駐車場(11箇所)ごとに2〜3人ずつ割り振られる。
私の所属は南班。班長の方は東京本社からの応援の方らしい。


「この中でホンモノは?」
「ホンモノとは?」
「ちゃんと研修過程を終了している人のことだ」


「はい」「はい」「はい」「半分です」「半分です」


9人中私を含めた4人はニセモノである。
・・・・・・大丈夫なのか?
4人の職歴はこんな感じ。


私「ガソリンスタンドの誘導経験ありです」
A「名古屋ドームで警備員してました」 ←他社研修のホンモノさん
B「居酒屋にいました」
C「今回がはじめてのバイトです」
班長「よし、じゃあ名古屋とガソリンスタンド(私のことらしい)は普通に大丈夫だな!?」
私・A「善処します!」


・・・・・・まあ、実際の警備は、ガソリンスタンドの経験の範囲で収まったので大丈夫だったのだろう。
一部、誘導灯の使い方が分からなかったりしたぐらいか。


23時に業務終了。24時に点呼、撤収完了。
本隊は大阪の会社へ直行。
何人か(兵庫県下の人は、先に自宅まで送ってもらっていたようだ)は寄り道。
支社長率いる本隊が車で大阪に戻ってきたら午前2時30分。
道中、学生バイトと社員さんでバカ話で盛り上がる。
(合コンがどうとか、2時間の車中でセッティングまで完了していたようだ)


支社長「ああ、鍵の入った上着は、K君の車だ・・・・・・」


Kさん、兵庫県下で送迎中。3時過ぎまで車は到着せず。
大阪の街中、真夜中に制服姿でたたずむ30人ほどの集団。