和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

祖父の話

さてさて、
和泉という人間はどこへでも興味があれば出かけます。
たいていの人と初対面でも話せます。


TRPGのコンベンションだろーが、
おじさんたちの集まる飲み会だろーが、
1杯で2日お腹がいっぱいのラーメン屋だろーが、
なんぞよく分からん地元の会議だろーが、
まあ、なんかオモシロイコトあるかな?と思えば、
たいがいの場所には出かけちゃうんですね。


知り合いに誘われるとなおさら。
さりげなく寄席デビュー(聞く方だけど)したり。


気が引けるのはあまり知らない人の結婚式と、
妹の彼氏に会うときぐらいじゃないかと。


そんなまったくの見ず知らずの人の中に
なんの予備動作もなく放り込まれる最初の経験は、
祖父が退職してから出かけていた地元の商工会議所でした。


商業高校で社会と簿記の教師をしていた祖父は、
地元の商工会議所で週に1回、簿記の授業をしていました。
で、だいたい月に1回ぐらい、私がついて行く。
当時はまだ小学生だったように思います。
7時からの授業の前に、6時ぐらいから2人で夕ご飯。
このときは絶対にうな重でした。
今でもそのお店はあります。
1人で行ったことはないのですが。


あとは、俳句が趣味だったので、
俳句の集まりにも数度連れて行ってもらいました。
もう、周りはおじいさん、おばあさんだけ。
でも祖父は下手だったようです。
10年ぐらい通って、入賞経験がなかったそうで。
50人ぐらい集まっていて、
その中で先生が3句ほど良いのを選ぶ。
選ばれると会誌に掲載されるシステムだったように思います。


力水 孫にもらって 一ひねり


ちょっと記憶は曖昧ですが、こんな感じだったかな。
相撲と俳句をひっかけた、
まあ、うまいんだかうまくないんだか。


「お孫さんの顔に免じて」の初入賞。




週末は、あのときみたいに、
祖父に力水をつけに行こうと思います。