久しぶりの日記なので、リハビリを兼ねて、
たまにはまじめな日記を書いてみよう。
ドラッカーが最近面白いです。
P.F.ドラッカー
1909−2005.11
巻末の紹介には「思想家」と書かれていました。
経営学で言えば、経営者精神や起業家精神、
イノベーションの捕らえ方、産業構造や市場の見方など、
「実経済をいかに見極めるか」という著書が多いように思います。
ダイヤモンド社から出ているシリーズを
気に入ったタイトルから順番に読んでいるのですが、
(テキストとしては割合低価格なシリーズです)
たとえば「イノベーションと起業家精神」。
とても1984年(23年前)の本とは思えないぐらい新鮮です。
21世紀初頭に書かれた、と書いてあっても、
私ぐらいの浅はかな人間はころっと信じちゃうぐらい。
そして文調がすごく力強い。
和訳された方の力量もあるのでしょうが、
だらだら長いセンテンスではなく、
おそらく原書でも複文・重文は極力避けて、
きれいな構文で書かれた文章であろうことが想像されます。
今は半分までしか読んでいませんが、
目次やここまで読んだ範囲では、
構成もしっかりしていてぐいぐい読めます。
でも、最後にちょっと脱線。
ブラックラグーン・フジヤマギャングスタの作中で、
鷲峰雪緒が「ドラッカーは文章が力強くて好き」なる発言をしています。