和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【TRPG】カオスフレア初体験


こんにちは、和泉です。
4月15日の関西TRPG道の定例会は、
フェルンさんのカオスフレアに参加してきました。
シナリオの内容やらなんやらは、
セッション後にミーティングしたので、
カオスフレアと、私のPCについて話そうかと。


Q.フレアってなに?
A.人の持つエネルギーの1つ。
  プラーナ(ナイトウィザードやセブンフォートレス)とか、
  フォース(スターウォース)などがイメージしやすいかと。
  ゲームシステム的には1種のヒーローポイントですね。


フレアの種類には2つあります。
「カオスフレア」というのがヒーローサイドのフレア。
対して「ダスクフレア」という、悪役のフレアがあります。
いうならばダークフォースでしょうか。
このTRPGでは、ダスクにさまざまな理由で身を落とした
敵を倒したり、ダスクを取り除くことを目的にします。


Q.どんな世界なんですか?
A.基礎となる世界は、中世ヨーロッパをモチーフにした、
  いわゆるファンタジー世界です。魔法もモンスターもいます。
  この世界を「オリジン」といいます。


ここでカオスフレアのPC作成の目玉です。
PCはこのまま「オリジン」の世界の人物を作れるほかに、
いくつかの世界観が用意されています。
たとえば、竜人が生息する世界であったり、
ロボットやアンドロイドが生息する世界であったり、
日本文化はなやぐ世界であったり、
第3次世界大戦を生き残った傭兵企業国家であったり。


オリジンは世界の1つであり、
パラレルワールドからさまざまな理由でオリジンに来て、
(中にはオリジンと行き来できたり、交流のある世界もあります)
ダスクフレアを倒すという設定を作ることが出来ます。


このゲームの醍醐味は、なんといっても、
こういう「オリジン」以外の世界を自分で考えて、
そこの世界でどんなことがあって、
ダスクフレアやその周囲にどんな因縁があって、
オリジンにこないといけない理由であったりを考えるのが楽しいのだと思います。


世界を自分で考えるといっても一から考える必要はありません。
たとえば
ヘルシングな世界から来ました、吸血鬼です」
ハリーポッターの世界から来ました、魔法使いです」
ナウシカの世界から来ました、ペジテの残党です」
といって、順に、
「最後の大隊は実は裏でダスクフレアが!!」
「悪い魔法使いはダスクフレアのせいです!!」
腐海って実はダスクフレアが!!」


(例示なので細かいツッコミはなしで)


もう、パロディ推奨です。
むしろパロディで遊ぶためのゲームではないでしょうか。


私は初心者なのでそこまで出来ませんでしたが、
慣れてきたら楽しいのではないかと。



本日は珍しくPC①を拝命。
「おろおろしている和泉さんが見たいなぁ」
とか言われて、PC①を拝命する。
ハンドアウトの中ですでにヒロインとラブしてますが、
大丈夫でしょうか、どうでしょうか?
がんばって煮えたせりふを吐こうと思います。


本日のPC①
エリオット=ノーススプリング、男19才。
オリジン世界出身の光翼騎士。
実際にオリジン世界では某国の騎士(槍使い)である。
防御に秀でたクラスで、攻撃力はさほどでもない。
カウンター系の技をたくさん持つくせに、行動順が一番早い。
ライフパスで騎士団長(女)から愛されたり、
PC④(男)から愛されそうになったり、
PC②や③から期待されていたり、
まことに前途と愛にあふれたキャラである。


目下、駐在武官として出身国とは違う和風テイストな国に出向中。
ちなみにヒロインは、エリオットたちが宿舎としている屋敷の主
(駐在先の国の高官)の娘である。和服美少女である。
フェルンさんの趣味はいい趣味だとここで断言しておく。


ここで周囲のPCも紹介しよう。


PC②
ヒロインの父。政府高官である。
エリオットがヒロインに絡む場面では、
どこかで「手討ちじゃー!!」と登場する。
中の人いわく「親ばかなのか、ばか親なのか」


PC③
悪役のライバルとして登場。
中の人も声を低くして、行動も発言も重低音。
若本規夫風味の魔王なのだが、ただの魔王ではない。
自称「超☆魔王」である。
今回のメインアタッカー。


PC④
リターナー。ようは一度死んでよみがえった人。
演出の内容をつきつめれば1本の映画ができそうな、
そんな渋い演出を放つが、たまにPC②と一緒に、
「手討ちじゃー」と怪気炎をあげるエリオットの友人。


本編はどこかで使うとのことなのでなるたけ省略。
こんなシーンでしたよーと自分の登場シーンのみ、紹介しようかと。


テキストに起こすと、すばやい反応のようですが、
最低1分ぐらい「あーうー」と唸ってからしゃべってました。


オープニング、ヒロインと庭で桜を見ているエリオット。
ヒロインが病弱であるとの描写が入る。
この時点で中の人(私)はわりとオタオタしている。

「花は散ってしまうんですね」
「また来年も咲きますよ」
ぜんぜん煮えてない、どころか無神経である。

「奇跡でも起きない限り、私の病気は治らないそうです。
 起こることがないから奇跡なんでしょう?」
「そういう現象が起こったから、奇跡と呼ばれているわけで、
 なにもなかったら奇跡ではないですよ」
論旨を中の人が説明しないと通じない会話である。


ミドルシーンで、調査をしーの、
NPCが登場しーの、PC同士がしりあいーの。

ヒロインと父との会話
「うなされて、まるで誰かが迫ってくるような……」
「あ、あの男かーっ!(←むろん、エリオットである)」

超☆魔王との会話
「あの娘を助けたいのか? ……愛しているのか?」
なんで会話のハードルを上げてきますか(w

ミドルシーンの会話の端々で息切れを起こし、
セッション開始3時間で缶コーヒー3本。


クライマックス直前。
敵ボスの待ち受ける場所へ出向く前に、
いろいろ会話イベントを立てる必要があります。


みんな、死にフラグには要注意だ!!
死にフラグとは、コレをいったら生きて帰れないせりふなどをさす。
 たとえば「この戦いが終わったら結婚するんだ」などのお約束)


今回、ヒロインに危機が迫っている。
その危機を回避するには、
イムリミットまでにボスを倒さないといけない。
システム的にはその説明でいい。
主人公&ヒロイン的にはこうなる。


「励ましとかないと!!
 エリオットの存在がヒロインの支えなんだから!!」


事情を全部説明するエリオット(主人公/中の人は和泉)


「(事情説明完了)で! そんなわけで!!
 オレは今からボスを倒しに行く。
 オレもがんばるから、君も最後まであきらめずに頑張ってくれ」


ちょっと足りない。


「そして一緒にまた桜の花を見よう!!」


ヒロインを抱きしめたりなんかもして!!
ちゃ、ちゃんと、前半の無神経せりふのフォローをここで!!
頑張った、和泉は頑張りました!! これ以上出ません!!
むしろやや死にフラグですが、大丈夫ですか!?


さらに出撃前。
魔王「最後の挨拶はしなくていいのか?」
エリオット「帰ってくるから最後の挨拶はしないよ?」


本音は「これ以上シーン作れないですぅぅぅ!!!」
そしてまたもや死にフラグっぽいですがっ!?


そしてクライマックスへ。


毎ターンごとに煮えたセリフが求められる状況。
もうクライマックス直前で弾は撃ちつくしたぜ、はぁはぁ。


ちなみに、キャラクターのクラスの都合上、
ボスに攻撃が早々あたりません。
(カウンターの特技で、味方の支援があってやっと当たるぐらい)


ボスのHPを削りきり、LPをちょっと削った段階で自分の手番。
本当の偶然です。
PC①ですが、光翼騎士で命中値が低いので、
止めをさせれないんではないかなーと思ってましたが。


「特技[ヌース]発動!!(判定を1回クリティカルにする)」


一応、判定ダイスもふるが1ゾロ。
おおお、期待を裏切らないな、私のダイスは!!(w
でも自動でクリティカルに変換だ!!
もってるフレアも全部つぎ込んじゃえ!!


「奇跡は、自分の手で起こす!!」


ちゃ、ちゃんと、オープニングで自分のまいたセリフは回収しましたよー。
もう、いっぱいいっぱいですよー。


たぶん、向こう半年ぐらいはPC①しなくてもいいんじゃないかな?(w
ちなみに私をPC①で起用する場合は、
想定より余分に30分ぐらいプレイ時間を足してください。
セリフ言う前にトータルでそれぐらい悩んでます(w
あー、とか、うーとか、うなりすぎ(苦笑)


初めて遊んだシステムと思えないぐらい楽しめました。
普通はもうちょっとシステムに気を使って、
セリフやら演出まで気が回らんもんですが、
周囲のPCさんたちのトス(と愛のムチ)もあって、
(いやもう、本当にありがとうございました)
少しは主人公らしく出来たんじゃないかなぁ、と。


次回は渋い脇役を目指そうと思います(エ。