和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【TRPG】GMと監督と

やってくれたな、小太刀ィィィッ!(C)天目録


前述の日記のように、
昨日、3冊のTRPGリプレイを買いました。


ダブルクロス・天からの一撃


知人のいわく「天さんの一撃、だと思ってましたー」
いやー、さすがにそれはないでしょう。
中味的にはあながち間違いではないのでしょうけど(w
GMは小太刀さんですね。


お話は、”ただの”UGNエージェントのもとに、
(この時点で、ただの主人公ではないわけですが・w)
さまざまな世界から、さまざまな理由で、
女の子たちが押しかけてきててんやわんやの大騒ぎ。


でも相変わらず天さん(主人公PC)につっこまずにはおられない、
矢野さんことクレバーさんがステキでございました。


クロスステージといえばカオスフレアですが、
CFに負けない熱血っぷりでした。
そもそもPLのデフォルトの体温が高そうなー(w


さて、ここからちょっと変な感想を。
書いてて読み直して、自分でも何を言いたいのか伝わるかな?
と不安ですが、なるべく思ったまま書いておこうと思います。


今回のキャッチコピーは「主人公ないがしろ」
でも私が感じたのは「GMないがしろ」


いや、いい意味ですよ。
読んだ後にGMって何してたっけ?と素直に思いました。


複数の世界観からPCが登場するので、
むろんそれは個性の一部分として扱えば単純なのですが、
キャラ立て(というかキャラ立てさせる
シュチエーションの用意)は普通に難しいと思うのですよ。
私の思い描くこういうパターンは、GMが難問をぶつける。
システム的な解決があって、PCは問題にぶつかることで
キャラクターを演出する、という手法でしょうか。
「GMがどういう困難・トリックを用意するか」
なので、GMの準備したものを評価しちゃうんですね。


映画でいうなら、
監督の名脚本に、キャストが名演技で応える!
って感じでしょうか。


今回のリプレイでは、
GMは完全にシュチエーションだけ用意して、
PLは手の上で転がってるなぁ、と、そんな印象を受けました。
GMが無理やり転がしているわけではないのがすごい。
なので、GMが前面にあんまり出てこない。見事な黒子役!!
実際のプレイはどうかは分かりませんが、
GMが用意したシナリオを……というよりは、
GMを含めてみんなでストーリーまで作る、というスタイルが、
より雰囲気としてあったのではないかと思います。


さきほどの映画のたとえで言えば、
キャストの名アドリブを取り込んで、
監督が名編集で応えたっ!
ってところでしょうか。


ここまで自由に転がってもOKってのはうらやましいと思います。
遊んでいるPLとしても、そういう技量を持つGMも。


「まあ――中略――なんとかしますよ」(p224/GM)


いつかは言ってみたいあこがれのセリフです。