和泉企画局日報

和泉企画局の業務日誌&局長の自由ノートです。

【TRPG】キャラクター性

今日は一部の人にしか分からないネタで進行しようと思います。




さて、TRPG関係者、とくに地元方向の人むけです。
本当は日曜日に集まったときにでも、
と思ったのですが、論文の作業に飽きてきたので書くことにします。


現在、進行形で掲載中のアリアンロッドにおけるこの人。
http://www.geocities.jp/izumi_corp/2nd-planning/index02.html
2話目から登場するNPC、クエンホア=ストアーズ教授。


GMをして、最初の紹介で、
「アイゼンベルグの魔術師学院にいますよ。専門は歴史学で、変人です(笑)」
と言わしめる人物。
リプレイでは余計な情報をそぎ落とすために編集されていますが、
現場ではもっとテキトーこいてて、PCからもテキトーに扱われています。


こう、はじけたオヤジはキャラが立てやすくていいなぁ、
という感じで暴走しつつある今日この頃ですが、
この人、プロトタイプたちがいたのです!!




実は、この忙しいさなか、とある事情から私は2つのファイルを整理していました。


◆ Wonderers (ストラスブルグ帝国パート)
◆ Potential Intention !!


なつかしい名前ですね。
上のものはGURPSで遊ぶための共有世界の一部(未完結)、
下のものはHT&Tでショートキャンペーンを遊んだときの設定、のファイル。


下のほうから行きましょうか。


高校時分、夏休みだけで3回限りのショートキャンペーンをHT&Tでしようという、
(「HT&TしたいからGMすれ」とHT&T未経験の私にGMが回ってきたことを除けば)
そこだけ聞けば非常に無難な、
シナリオも
「全3回の目的は依頼人から預かった手紙を届ける」
「1回1回、通りかかった街で事件に巻き込まれる」
という表から見れば、無難どころか、面白みも無いキャンペーン。


依頼人:主人公(女の子)の父親(魔術師)
依頼内容:手紙を友人(国外在住)に届ける
パーティ:友人や父親の部下


だが、オープニングシーンから悲惨でしたね。
本当にやり取りされたセッション最初の30秒。


GM「さて、ある日のことです――目が覚めたら、あなた(主人公)の家が爆発しました」
主人公「なにーっ!?」
GM「ちなみに、あなたは裸です」
主人公「なんでだーっ!?」


預かった手紙の内容は、
家屋が実験で爆発して機材や試薬がなくなったので、送り届けてほしい、
というもの。
「わしはここで家、建て直すから、旅行感覚で届けてくれ」
という父に、旅費を預かって、友達と物見遊山で出かける主人公。


ここでGMは1枚の紙を、ほかのPCの1人に見せました。
このPC、魔術師で、主人公・父の助手さんという立ち位置。
紙に書かれて合った内容は以下のもの(大意)。


「娘を人体改良しようと思ったら、どこかで間違って爆発した。
 副作用など出るかもしれないから、道中観察よろ。
 むろん、娘に言ってはいけないよ」


あ、主人公キャラがひょいって覗き込んだ――


――直後、GMに大惨事がっ!?


和泉涼による、マッドサイエンティスト・第一弾、完結!!



ちなみに、上のほうは、NPC設定資料に、
「実験はつねに爆発だ」と豪語する科学者、ってメモが残ってた。
助手の女性は、閃光弾作ってたし、それで戦ってた。



クエンホア教授、たぶん、おとなしい方なんじゃないかな……